韓国のTmoney購入・交通決済

Tmoneyを買って現金でチャージし、経路検索にはNaver MapかKakao Mapを使います。韓国の日常的な移動は、ほぼこれで足ります。海外カードが通らないときの備えは韓国のお金、都市間鉄道はKTXの公式予約ルートへ進んでください。

Tmoneyカード:すべてタッチで

Tmoney(T-moneyとも表記)は、地下鉄の改札やバスでタッチして使うチャージ式の交通カードです。着いたら最初に片づける用事がこれ。韓国での移動はだいたい、もう持っている前提で組まれています。

多くの地域の対応交通機関と、Tmoneyのロゴがある加盟店で使えます。タクシーやコンビニも多くが対応していますが、一部の路線や店舗は対象外です。1回ごとの運賃は物価の目安に出ていますが、要するに交通費が予算を壊すことはありません。

ソウルだけで動いて1日に何度も乗るなら、気候同行カード(Climate Card)の短期利用券という手もあります。地下鉄とバスが乗り放題で、1・2・3・5・7日券の5種類、5,000〜20,000ウォン。これとは別にカード本体代が3,000ウォンかかります。チャージした日から始まる仕組みなので、日付を決めて先に買っておくことはできません。この3,000ウォンも戻ってきません。正常に使えるカードで払い戻せるのは使い残した分だけなので、返金は当てにせず使い切るつもりでいたほうが無難です。2026年10月1日からは使える範囲がソウル市内だけになり、これまで乗り降りできた市外の駅が外れるので、市外へ出る日はTmoneyで。チャージは駅のチャージ機かアプリで、カードを売っているコンビニではできません。並んで宣伝されているもう一方の券はソウル市民向けなので、旅行者が買うのは短期利用券です。

  • 気候同行カードにはモバイル版もありますが、Android専用です。iPhoneなら実物カードを買い、アプリを開いてカードを端末にかざすとチャージできます。
  • Tmoneyカードの残額は、帰国前にコンビニで払い戻せます。手数料として500ウォンが引かれます。
  1. 買う対応コンビニまたは首都圏の指定駅案内所で、現金でカードを購入します。
  2. チャージ対応店舗や駅のチャージ機で現金を入れ、必要なときに追加します。
  3. タッチして乗降乗るときと降りるときにタッチ。降車時のタッチで乗り継ぎ割引が付きます。
  4. 残額を払い戻しコンビニで戻せるのはチェーンにより20,000〜30,000ウォンまで。地下鉄駅の案内所は50,000ウォンまでで、それを超えるぶんはソウル駅10番出口近くのTmoneyタウンへ。
対応交通機関とTmoney加盟店をこれ1枚で。

地図はGoogleでなくNaver MapかKakao Mapを

Googleマップでつまずく人は少なくありません。地下鉄・バス・徒歩の経路はふつうに出ますが、うまく動かないのは車のナビ。詳しい地図データの国外持ち出し制限が理由と言われています。そこで地元の人が使うのがNaver MapとKakao Mapです。どちらも英語UIに対応していて、地下鉄・バス・徒歩・車の正確な経路も、リアルタイムの到着情報も分かります。ストアの直リンクとQRは必須アプリにあります。

タクシーを呼ぶならKakao Tが定番です。地図にピンを立てるだけで、普通のメータータクシーが配車されます。アプリ内で払うにはカード登録が必要ですが、降りるときにドライバーへカードやTmoneyで直接払ってもかまいません。

  • Naver MapかKakao Mapは、韓国に着く前に入れておきましょう。
  • アプリ内の検索は韓国語の地名のほうが精度が高いので、店名などはコピペで貼るのがおすすめ。

都市間の移動

税関と検疫を抜けたあと、仁川空港からソウル中心部へ向かうルートは2つです。AREX空港鉄道の直通列車はソウル駅までノンストップで約45分、全席指定です。各駅停車の一般列車なら約1時間で、運賃は安く、交通カードでそのまま乗れます。空港リムジンバスは市内各所へ、渋滞しだいでおよそ60〜80分。運賃は路線や時期で変わるので、特定の金額を当てにせず、公式サイトで最新を確かめてください。

都市間なら高速鉄道が速い選択肢です。高速列車は水西(スソ)駅を発着するものも含めて、すべてKTXのきっぷとして販売されるようになりました。SRTという別のきっぷはもうありません。ソウル駅と水西駅はどちらも使われているので、きっぷに書かれた正確な乗車駅で判断してください。ソウルから釜山までは約2時間半です。外国語の公式予約ルートと海外発行カードでの支払いはKTXの予約方法にまとめています。高速・市外バスはさらに安く、列車の通らない小さな町にも届きます。予約はkobus.co.krかTmoneyGOアプリで。そのバスも止まらない先は車しかありませんが、自分の免許が韓国で通用するかを確かめるのは、車種を選ぶよりも前の話です。

  • AREX直通はソウル駅までノンストップ。各駅停車は安く、Tmoneyで乗れます。
  • 高速鉄道はソウル駅と水西駅のどちらからも出ます。きっぷの乗車駅を確認してください。

移動中の支払い

移動まわりは、Tmoneyと少しの現金でほぼ足ります。市場や屋台、カードが通りにくいごく小さな食堂は現金が安心。それ以外は海外発行のVisaやMastercardがたいてい使え、タッチ決済もどこでも普通です。

カード・現金・ATM・両替のくわしい話は韓国のお金にまとめました。Naver PayやKakao Payといった現地ウォレットは韓国の銀行口座と電話番号が要るので、短期で立ち寄る人よりも在住者向けです。

  • 市場や屋台に備えて、予備の現金を少し。
  • 海外カードが止められないよう、渡航予定を銀行に伝えておきましょう。

かんたんQ&A

Tmoney 1枚を2人で使えますか?
バスではタッチする前に運転手へ人数を伝えます。複数人分をまとめて払えるのは、乗車・降車・乗り継ぎを同じ人数で行う場合だけです。地下鉄は一人1枚必要です。タクシーはメーターに乗車全体の運賃が表示されるので、人数分タッチせず、その合計額を1回支払います。
地下鉄は英語で使いにくい?
そんなことはありません。駅も車両も番号と英語で表示され、主要路線では多言語のアナウンスも流れます。Naver MapやKakao Mapを開けば、駅ごとに乗り換えまで案内してくれます。
レンタカーは借りるべき?
都市を回るだけなら要りません。公共交通のほうが速いうえ、駐車場探しにも苦労します。車が生きるのは、済州の一部や海沿いといった地方。借りるには国際運転免許証と自国の免許を用意してください。
仁川空港からソウル市内へはどう行く?
いちばん分かりやすいのはAREX空港鉄道です。直通列車ならソウル駅までノンストップで約45分、安い各駅停車でも約1時間で、交通カードでそのまま乗れます。空港リムジンバスは市内各所へおよそ60〜80分。運賃は変わるので、公式サイトで最新を確かめてください。

執筆:Hyouk Seo · 最終更新: 2026-09-03