韓国で暮らす:ARC・銀行・スマホ・住まい
旅行より長く滞在するなら、最初にいくつかの手続きが要ります。順番は選べません。この先のほとんどが、まずARCを求めてくるからです。登録、次に電話番号、それから銀行口座、そして住まい。銀行の窓口は、ARCと電話番号の両方を出せと言ってきます。そのあとの健康保険とビザ更新は医療とサポートへ。
外国人登録証(ARC)
90日を超えて韓国に滞在するなら、原則として出入国庁への登録と外国人登録証(ARC)の取得が必要です。英語表記は Residence Card です。期限は入国後90日以内。このARCが、銀行でも携帯契約でも公共サービスでも、日々使うことになる身分証です。入国やビザの基本は渡航の基本にまとめてあるので、このページでは「住み始めてから」の話に絞ります。
外国人登録は原則としてHiKoreaでの事前予約が必要です。出入国事務所へ行く前に予約を取りましょう。その後の生活手続きの多くもARC待ちで、一般的な銀行口座や月額制の携帯契約には通常ARCが必要です。
- 外国人登録は原則としてHiKoreaで事前予約を。法定の登録・届出期限までに予約できる日がない場合は、期限を過ぎる前に住所地を管轄する出入国・外国人官署へ行ってください。
- 一般的な銀行口座や月額制の携帯プランには、通常ARCが必要です。
- HiKoreaで予約窓口の予約をオンラインで先に取っておく。
- 書類を用意パスポート、韓国内の滞在先を証明する書類、6か月以内に撮影した3.5cm×4.5cmのパスポート用写真1枚、手数料、在留資格ごとの必要書類。
- 窓口へ予約した時間に出入国・外国人庁で登録。
- ARCを受け取る銀行口座・携帯契約・行政サービスの主な身分証になります。
銀行口座の開設
韓国で銀行口座を開くには、たいてい ARC と韓国の電話番号が要ります。主要銀行(KB国民・新韓・ウリ・ハナ・NH)は支店が多く、なかには英語対応や外国人向けの窓口を設けた店舗もあります。窓口へは ARC・パスポート・スマホを忘れずに。
口座さえできれば、交通と決済で触れたカードや送金決済を設定でき、韓国の口座が前提のウォレットアプリも使えるようになります。
- 一般的な口座を開くには、ARC と韓国の電話番号が前提。
- 店を決める前に、英語対応や外国人窓口があるか調べておくと二度手間を防げます。
スマホとSIM
短期ならプリペイド SIM が手軽です。ARC は要らず、空港やコンビニで買えます。旅行者向けの選び方はSIM・eSIM・WiFiにくわしくまとめています。長く住むなら月額(ポストペイド)プランになりますが、こちらは ARC が必要。同じ回線をもっと安く使いたいなら、格安のアルトゥルポン(MVNO)という手もあります。
銀行口座も宅配もウォレットアプリも、申し込みの時点で韓国の番号を聞いてきます。スマホは早めに。
- プリペイド SIM なら ARC なしで買え、月額プランには ARC が要ります。
- MVNO(アルトゥルポン)は、大手と同じ回線を安く使えるのが魅力。
住まい探し:チョンセとウォルセ
韓国の賃貸は、大きく2種類に分かれます。ひとつはウォルセ(월세)。少なめの保証金に毎月の家賃という、日本の賃貸に近い形です。もうひとつがチョンセ(전세)で、まとまった保証金を一括で預ける代わりに毎月の家賃はなく、退去時にその全額が返ってきます。保証金は物件価格のかなりの割合に達することもあります。
物件探しは、免許を持つ不動産(부동산・プドンサン)を通すのが基本。保証金を払う前に、必ず登記簿(등기부・トゥンギブ)で所有者や担保の状況を確かめてください。入居したら住民センターで転入届(전입신고・チョニプシンゴ)を出し、確定日付(확정일자・ファクチョンイルチャ)を取っておくと、保証金が法的に守られます。括弧の中のハングルが原語です。言葉に詰まったら、その部分を画面で見せるのが早いです。
- 登記簿を確かめないまま、大きな保証金を払ってはいけません。
- 転入届と確定日付。この2つが保証金を守る盾になります。
かんたんQ&A
ARC はいつまでに登録が必要?
ARC なしで銀行口座を開けますか?
チョンセとウォルセの違いは?
執筆:Hyouk Seo · 最終更新: 2026-09-03